【CHILL OUT(チルアウト)】は肉体疲労時の栄養補給などを目的として販売されている『エナジードリンク』とは逆で、リラックスできる『リラクゼーションドリンク』として販売され、働き盛りのサラリーマンを中心に人気の微炭酸&ノンカフェインのドリンクです。（写真は拡大表示できます）
（出典元：CHILL OUT）
一見すると【CHILL OUT(チルアウト)】は海外の商品にも見えますが、れっきとした日本で生まれた商品です。
大阪に本社を持つI-ne社が２０１６年１１月に商品化し２０１９年の秋に「日本コカ･コーラ株式会社」と『合同会社Endian（エンディアン）』を設立して本格的にオンラインショップやナチュラルローソン及びファミリーマート、ドラッグストアなどで販売され、今では自動販売機で提供されるなど人気商品となりました。
人気商品のため、セブンイレブンでも取り扱いを始めたようで近いうちに【CHILL OUT(チルアウト)】はコンビニすべてで購入できるようになるでしょう。
そもそも【チルアウト】とは英語の「chill out」が語源で「落ち着く」・「ゆっくりする」という意味です。
そして２０２１年の新語大賞にもなった『チル』とは「ゆっくりとくつろぐ」・「まったりと過ごす」という意味で『チルする？』それとも『無理する？』というＣＭでも話題になりました。
それでは【CHILL OUT(チルアウト)】の効果は『リラクゼーションドリンク』と言われるようにリラックスの効果はあるのでしょうか？
結論から言えば【CHILL OUT(チルアウト)】は『効果はある』と言えます。
それは【CHILL OUT(チルアウト)】の成分を見ると分かります。
【CHILL OUT(チルアウト)】の成分には『GABA』・『L-テアニン』・『ヘンプシード抽出物』・『ホップ抽出物』と４つの成分が含まれています。
まずは天然アミノ酸のひとつ『GABA』ですが興奮を鎮めたり、リラックスをもたらしたりする役割を果たしていると「ギャバ・ストレス研究センター」で報告されています。
その『GABA』には「血圧の低下」・「リラックス＆癒やし」・「心身のリセット」・「パフォーマンスの向上」・「目覚めスッキリ」と言った効果があると言われています。
次に『L-テアニン』ですが、これはお茶にも含まれています。
そして『L-テアニン』には心理的および生理学的ストレス反応を軽減するというレポートも報告されています。
※参考元：PubMed
更に『L-テアニン』には「睡眠の質を高める」効果もあると言われています。
そして『ヘンプシード抽出物』ですが、そもそも「抽出物」と何でしょうか？
「抽出物」は原料となる植物の組織の中から一部の物質だけを「吸い出す」ことによって得られる成分のことです。
「ヘンプシード」は大麻の仲間という事で【CHILL OUT(チルアウト)】は危ないや違法などと一部では囁（ささや）かされているようですが、実際には別の植物です。
大麻に含まれ精神に作用するテトラヒドロカンナビノール（THC）を０.００１％程度含んでいるとされていますが、あまりにも低い数値の為に『違法成分』では無く『合法成分』です。
以上の理由から、巷で言われている【CHILL OUT(チルアウト)】は危ないや違法と言うのは間違いになります。
では「ヘンプシード」はどのような効果があるのでしょう。
「ヘンプシード」に必須脂肪酸のオメガ３とオメガ６を豊富に含んでいることです。
そのオメガ３とオメガ６は、人体の中で作り出すことは出来ないため、食事やサプリメントで接種する必要があるということです。
オメガ３とオメガ６ですがバランスが重要とされています。
「ヘンプシード」に含まれるオメガ３とオメガ６の割合は、約3：１から４：１という、厚生労働省や世界保健機関（WHO）が推奨している４：１に近い理想的なバランスの良い食品と言えます。
他にも「ヘンプシード」９種類の必須アミノ酸が含まれていることです。
この９種類の必須アミノ酸もオメガ３とオメガ６と同様に人体の中で作り出すことは出来ないため、食事やサプリメントで接種する必要があります。
どちらも『必須』と言われるだけあって体には欠かせないものです。
更に「ヘンプシード」は良質なタンパク質・不足しがちなミネラルを摂ることが出来る優れものです。
これらのすべての成分を説明していたら、大変な事になりそうなのでここでは割愛しますが「ヘンプシード」の凄さは分かっていただけたかと思います。
一応、上記の成分の中に「精神の安定」・「鎮痛作用や抗うつ効果」があると言われているものもあります。
最後に『ホップ抽出物』ですが、「ホップ」には次の効果があると言われています。
緊張や不安感をやわらげる「リラックス効果」
寝る前にホップを摂取すると睡眠の改善があるとされる「睡眠改善効果」
花粉症などのくしゃみや鼻水を改善すると言われる「アレルギー症状の改善作用」
他にも「高血圧症状および糖尿病を改善する可能性」もあるようです。
そしてAIによって導き出されたという柑橘系・ハーブ系と、清涼感のあるクールダウンフレーバーをプラスするとこで落ち着きのある香りで気分をリフレッシュする効果が期待されています。
香りや飲んだ時にリラックス効果があることは、今までの説明で分かってもらえたと思います。
ただ、「睡眠の質を高める」や「睡眠改善効果」といったことから【CHILL OUT(チルアウト)】は眠くなると思われがちですが、「睡眠時」のことであるため【CHILL OUT(チルアウト)】で眠くなることはありません。
日本初の『リラクゼーションドリンク』のために【CHILL OUT(チルアウト)】は危ないとか違法とか、【CHILL OUT(チルアウト)】は眠くなるなどと言った噂（うわさ）も聞かれますが、日本を代表する飲料メーカーの「日本コカ･コーラ株式会社」が合同会社として運営してるので、その心配は無いと言えます。
そして通信販売先の「アマゾン」や「楽天」での【CHILL OUT(チルアウト)】の口コミの評価が高いので、【CHILL OUT(チルアウト)】の効果は期待しても良いようです。
問題があるとすれば、何かのきっかけで【CHILL OUT(チルアウト)】が一気にブームとなって品薄状態になってしまう可能性があるということくらいでしょうか？
そのうちに他の飲料メーカーも第二の『リラクゼーションドリンク』を販売するかもしれませんね。
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