日本初の【さくらみくら便利店】は果して成功するのか?親会社の狙いは?

2022年8月時点で【さくらみくら便利店】というコンビニはまだ無名に近いと言えます。

(出典元:さくらみくら
なぜなら2021年6月に 群馬県みどり市に【さくらみくら便利店】の「笠懸阿左美店」1号店を日本発のコンビニとしてオープンしたばかりです。


その後2021年に3店舗展開、2022年1月に「笠懸阿左美店」をオープン後は3月から7月まで毎月新規出店と【さくらみくら便利店】の店舗数は伸びて9店舗になりました。※2024年1月26日時点。

ただ、その後約1年半も新規出店してないのは何故か?というところですね。
計画通りなのか、それとも何か予定外のことが起きているのか私では分からない部分です。

ただ【さくらみくら便利店】の親会社は「ゼンショーホールディングス」です。

「すき家」や「はま寿司」・「なか卯」を運営している「ゼンショーホールディングス」ですが、今年2月に『デイリー新潮』の取材や群馬県のニュースを取り扱っている『上毛新聞社』の取材に対し「オペレーションを含めて手探り状態。マスコミ各社から取材をいただいても『これがさくらみくら便利店です』と説明しにくいのが現状」とし今後の出店計画は「全くの未定」と答えています。

今は群馬県でのみの店舗展開で、そのすべては「ゼンショーホールディングス」直営店です。
今後の【さくらみくら便利店】の出店計画は「全くの未定」と答えておきながら3月からは毎月新規出店し、【さくらみくら便利店】の店舗数は確実に伸びています。

『ITmedia ビジネスオンライン』では【さくらみくら便利店】が4店舗時点の2月15日に6ページにわたって、なぜこのタイミングでコンビニに参入したのか、そしてなぜ群馬なのかについて考察しています。

その中で「コンビニ内に持ち帰り専門店を入れる実験」として色々なデーターを元に正当性を挙げています。

最終的にはセブンイレブンやローソン、ファミリーマートと言った3大コンビニ大手に「お弁当の持ち帰り専門店」を提案することが目的と書いてあります。

その為の「実験店舗」だと。

確かに【さくらみくら便利店】の特徴として作り置きの「お弁当」や「惣菜」はありますが、それとは別に『みくら食堂』と言う店内で手作り弁当を販売しています。

2022年8月19日時点での【さくらみくら便利店】のお弁当メニューは(※価格はすべて税込みです。)
『お弁当』
・みくら唐揚げ弁当/醤油:並盛:470円/大盛:500円
・みくら唐揚げ弁当/ねぎ塩:並盛:550円/大盛:580円
・みくら唐揚げ弁当/おろしポン酢:並盛:550円/大盛:580円
・みくら唐揚げ弁当/チーズタッカルビ:並盛:630円/大盛:660円
・大きなハンバーグ弁当/デミグラス:並盛:500円/大盛:530円
・大きなハンバーグ弁当/おろしポン酢:並盛:530円/大盛:560円
・とろける4種のチーズinハンバーグ弁当:並盛:550円/大盛:580円
・贅沢弁当/チーズinハンバーグ&唐揚げ:並盛:630円/大盛:660円
・贅沢弁当/デミグラスハンバーグ&唐揚げ:並盛:580円/大盛:610円
・贅沢弁当/おろしハンバーグ&唐揚げ:並盛:610円/大盛:640円
・チキン南蛮弁当:並盛:550円/大盛:580円


『丼ぶり』
・ピリ辛本格タコライス:並盛:550円/大盛:580円
・ピリ辛本格タコライス(半熟卵つき):並盛:630円/大盛:660円
・ふんわり卵の親子丼:並盛:480円/大盛:510円
・牛カルビ丼:並盛:590円/大盛:620円
・牛カルビ丼/辛味噌にんにくの芽:並盛:650円/大盛:680円
・牛カルビ丼/ねぎ甘辛みそ:並盛:670円/大盛:700円
・牛カルビ丼/3種のとろけるチーズ:並盛:670円/大盛:700円
・4種の漬け海鮮丼:並盛:640円/大盛:670円
・4種の漬け海鮮丼/特盛:1,010円
・ふっくら香ばしい鰻丼:並盛:650円/大盛:680円
・ふっくら香ばしい鰻丼/特盛:1,020円
・ロースかつ丼:並盛:580円/大盛:610円
『カレー』
・欧風みくら唐揚げカレー:並盛:680円/大盛:710円
・とろけるお肉の欧風カレー:並盛:550円/大盛:580円
・欧風ロースかつカレー:並盛:650円/大盛:680円
『麺類』
・冷製おろしすだちうどん:並盛:430円/小盛:250円
・明太子バターの和風パスタ:450円
・半熟卵とからめて食べる濃厚カルボナーラ:550円
・小さなおうどん/冷
『お子様セット』
・お子様小さな冷うどんセット:320円
・お子様小さなカレーセット:320円

他にもデザート・ドリンクもありますがここでは割愛させてもらいます。
そして【さくらみくら便利店】のお弁当メニューは店舗によっては取り扱っていない場合もあること。

【さくらみくら便利店】のお弁当価格及びメニューは2022年8月19日時点のものであり、今後どちらも変わる可能性が高いため「備忘録」と掲載しています。

確かに【さくらみくら便利店】のお弁当メニューはとても豊富で、他のコンビニでは商品開発を含めとても真似出来ないものです。

【さくらみくら便利店】のお弁当メニューの特徴として、「並盛り」と「大盛り」が選べることも魅力的ですね。

面白いことに作り置きのお弁当とはメニューが異なります。(写真は拡大表示できます)

(出典元:さくらみくら
上記のお弁当は「大きな銀鮭の幕の内弁当」税込み500円です。
更に【さくらみくら便利店】はおにぎりも充実しています。
勿論、コンビニ定番の「コーヒードリンク」は7種類・「ホットスナック」は13種類もあります。

他に【さくらみくら便利店】の特徴として広い駐車場があります。
勿論、イートインスペースも完備しています。

『ITmedia ビジネスオンライン』では【さくらみくら便利店】を「コンビニ内に持ち帰り専門店を入れる実験」であり、最終的には3大コンビニ大手に「お弁当の持ち帰り専門店」を提案することが目的と書いてありますが、本当だとしたらわざわざ広い駐車場にする必要性はあるのでしょうか?

そもそも【さくらみくら便利店】のコンセプトは「出来たてのおいしさと、暮らしの便利を。」で日本発のコンビニとして、桜の花のように地域に根差し笑顔を届ける存在になりたい。と記載があります。


そして【さくらみくら便利店】の口コミ

それにしても
ひっきりなしにお客さんは絶えませrん
けっこう~人気なんですね

これなら安心して大丈夫かも???
あと客もシニアが多いですね
(引用元:食べログ)より一部抜粋

とか

さくらみくらは新しいコンビニスタイルです
外でおしゃれに食事できるのは
韓国ドラマのようです
気軽に軽食ができるのはとても便利です
地元の野菜類もおいてあり
スーパーのような充実さです
(引用元:食べログ)より一部抜粋

【さくらみくら便利店】の口コミは好意的な意見が多かったです。

そしてここに来て【さくらみくら便利店】の店舗展開が続いているのは、3大コンビニ大手に「お弁当の持ち帰り専門店」を提案することが目的とは考えづらいです。

ただ、2022年8月19日時点での「ゼンショーホールディングス」のホームページ内での「ブランド一覧」に【さくらみくら便利店】の記載が無いのも気になります。

小売事業としてスーパーマーケット中には10店舗にも満たないスーパーもあるのに【さくらみくら便利店】の記載が無いのです。

マスコミ各社からの取材に対して消極的です。

とは言えここに来て【さくらみくら便利店】の店舗が増えているのは、売上が好調だからと考えるのが普通です。
そして何かしらの手応えも掴んでいることでしょう。

これからの【さくらみくら便利店】の店舗は県外出店も視野に入れているのか、これからも注目ですね。

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