中華料理の秘密兵器、ウェイパーがあれば、料理はおまかせ！と言えるでしょう。
しかし、使おうと思ったら切らしてしまった経験はありませんか？
今回は、ウェイパーの代用となる調味料を見つけてみました。
まず、ウェイパーとは何か？
「ウエイパー」とは、ペースト状の調味料です。
（出典元：ウェイパー）
この調味料は、主に鶏骨と豚骨をベースにしており、野菜のエキスやスパイスも絶妙にブレンドされています。
幅広い用途があり、中華料理はもちろん、炊き込みご飯やスープ、野菜炒めの隠し味としても活躍します。
以下では、ウエイパーについて詳しくご紹介いたします。
ウェイパーの原材料は？
ウエイパー（味覇）は、食塩、肉エキス（ポーク、チキン）、野菜エキス、動植物油脂、砂糖、乳糖、小麦粉、香辛料、調味料（アミノ酸等）から成り立っています。
栄養成分は100g当たりで計算すると、405kcalのカロリー、10.3gのタンパク質、32.1gの脂質、18.6gの炭水化物、および37gの塩分相当量が含まれており、高カロリーの調味料とされています。
チャーハンを調理する際には、通常、小さじ1杯のウエイパーが使用されますが、これを小さじ1杯（5g）使用すると、20kcalのカロリーになります。
ただし、中華料理では基本的に他の調味料を使用しないため、余分なカロリーを気にせずに利用できる便利な調味料と言えます。
どのような料理に使われるのか？
ウェイパーは野菜や魚介類を活かした薄味の炒め物や蒸し料理に多く使用されます。
広東料理や回鍋肉、麻婆豆腐、青椒肉絲などが代表的なメニューです。
四川料理では唐辛子や山椒が多く使われ、豚や羊、鴨などの肉料理や餃子、肉まんも特徴的です。
北京料理は塩味が強く、濃厚な味付けがあり、上海料理は素材の味を活かした淡白な味が特徴です。
中国料理には様々な種類がありますが、ウェイパーは家庭で中華料理を作る際に風味、コク、旨みの三拍子を一度に出せる中華の汎用調味料として使用されます。
また、ウェイパーの旨みを活かしてパスタやちゃんこ鍋、お好み焼き、天ぷらなどにもアレンジされています。
ウェイパーの代わりになる調味料
ウェイパーがない場合、代わりに使える調味料がいくつかあります。
中華だし
中華だしはウェイパーの代替品として利用できます。
例えば、「味の素KK中華あじ」という商品は、豚や鶏のエキスにオイスターソースを原料とした中華料理の調味料で、味の方向性はウェイパーとは異なりますが、代用可能です。
塩加減などの分量に留意しながらご利用ください。
チキンボーンブロス
中華風の風味を楽しむために、ウェイパーの代用としてチキンボーンブロスをウェイパーの代わりに使用することができます。
チキンボーンブロスとウェイパーの味の違いを比較すると、ウェイパーのほうがわずかに塩味が強いので、チキンボーンブロスに塩を追加して利用すると良いでしょう。
市販のチキンスープの粉末
市販のチキンスープの粉末を使用すると、ウェイパーや鶏ガラスープが手に入らない場合でも問題ありません。
たとえば、味の素から販売されている「丸鶏がらスープ」は、さらさらとした粉末状の鶏ガラスープの素として利用できます。
この商品は鶏エキスや野菜エキス、食塩、鶏油、調味料（アミノ酸など）を原料としており、顆粒タイプの鶏ガラスープとして人気があります。
コンソメ
ウエイパーとコンソメは味が類似しています。
ウエイパーが手に入らない場合、ウェイパーの代用としてコンソメを使用することがありますが、注意が必要です。
通常のコンソメはビーフエキスを含むため、料理が洋風の味わいになりがちです。
中華料理を考慮して調理する場合は、異なる調味料を検討する方が賢明かもしれません。
Cook Doの「香味ペースト」
「Cook Do」の新商品「香味ペースト」は、豚エキスや鶏エキスを使用した調味料で、コクと風味がウェイパーに類似しています。
このペーストは、ネギ油、こがしにんにくの油、生姜などの香味野菜を原料に加え、ウェイパーの野菜エキスに代わります。炒めごはんやスープ、肉や野菜炒めに幅広く活用され、ウェイパーの代替としておすすめの調味料となっています。
ウェイパーの代用としてシャンタン
ウェイパーの代用品として、「創味シャンタンDX」を使用することができます。
なぜなら、ウェイパーは本来、創味食品から販売されている業務用の中華調味料「創味シャンタン」を、広記商行が一般家庭向けに販売しているからです。
中華だしや鶏ガラスープ、市販のチキンスープの顆粒、Cook Doの「香味ペースト」、そしてもちろん「創味シャンタンDX」などがウェイパーの代用品として利用できます。
これらを上手に活用して、中華風の風味を楽しんでみてください。
鶏がらスープの素
鶏ガラスープはウエイパーよりも軽い味わいです。
ウエイパーの代用品として鶏がらスープを使用する場合、ポークの脂身や香辛料が不足していると感じることがあります。
その際は、豚肉を追加したり、ニンニクや七味などの香辛料を使って調味すれば、ウエイパーに近い味わいが楽しめるでしょう。
創味食品と廣記商行
創味食品と廣記商行に関して、創味食品の「創味シャンタン」が一般家庭向けの「ウェイパー」として販売されることとなりました。
しかし、両社の間で正式な契約が成立していなかったため、商品の販売においていくつかの問題が生じました。
ただし、消費者の視点から見れば、商品の品質が十分であれば、企業間の問題は関係がないものと考えられます。
廣記商行は、以前は固形の製品を販売していましたが、最近ではチューブ型のウェイパーも提供しています。
この移行の際、双方の企業の間でいくつかの論争が発生したようです。
その結果、創味食品は「創味シャンタン」の業務用から、「創味シャンタンDX」を一般家庭向けに販売することになりました。
この変更により、廣記商行は別の企業にウェイパーの製造と販売を委託し、これによってウェイパーを提供しています。
別の企業がウェイパーの生産を引き受け、その結果として味にわずかな変化が生じたと言われています。
ただし、ウェイパーと「創味シャンタンDX」は同じ原材料から作られており、昔のウェイパーの味は「創味シャンタンDX」と同等であるとされています。
製造者の名前などにこだわらなければ、ウェイパーも創味シャンタンDXも、中華料理の味、コク、風味を引き出す汎用の調味料として利用できます。
まとめ
ウェイパーの代用品として、「中華」と呼ばれる調味料や鶏がらスープ、鶏がらスープの素に塩を加え、香味野菜を加えることで、ウェイパーと同様の味を得ることができます。
Cook Doの「香味ペースト」は、成分的にも最も近い味が出せそうです。
「創味シャンタンDX」は、製造元が変更される前のウェイパーとまったく同じ味です。
製造者にこだわらなければ、内容は同じなので、もちろんウェイパーの代わりに使用できます。
ウェイパーがなくなった場合は、このようなアイテムで巧みに代用してみてください。
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