「コンテナホテル」が郊外に増えている?設備や音漏れ、コンテナホテルの料金や意外なニーズなどを紹介。

日本全国で、コンテナを使用したビジネスホテル「コンテナホテル」が次々と登場しています。
2018年12月に栃木県で初めての店舗をオープンした「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」は、2024年2月末時点でコンテナホテルの店舗数は79店舗2,785室まで増加しています。(開業準備中を含む)

出典元:(コンテナホテル)

「HOTEL R9 The Yard」のコンテナホテルの特徴として立地はいずれも郊外のロードサイドで、ほとんどのお客がクルマで訪れるということで駐車場も無料で駐車が可能です。

私自身も昔は地方での出張(しかも車移動)が多かったので当時コンテナホテルがあれば重宝していたと思います。

今回はコンテナホテルの特徴や設備、気になるコンテナホテルの料金や意外なニーズなどを紹介していきます。

コンテナホテルにお風呂はある?

コンテナホテルは通常、移動可能で簡単に組み立てられるため、一時的な宿泊施設やイベント会場などに利用されることがあることからお風呂など無いイメージですが「HOTEL R9 The Yard」のコンテナホテルにはお風呂もトイレも付いています。


コンテナホテルのメリットはコンテナが⼀棟ごとに建ち並ぶ独立空間のため、気になるコンテナホテルの音漏れもなく隣の部屋の音が気にならない静穏空間となっておりリピート率は40パーセントと利用者からは満足度が高いです。

コンテナホテルの設備は?

多くの単独利用者がいますが、室内は主に8割がダブルルームで、残りはツインルームです。

快適な睡眠を重視し、ベッドには一般的なラグジュアリーホテルで使用されている「シモンズ製」が採用されています。
利用者からは「寝心地が良い」「寝返りがしやすい」と好評のようです。

更に客室には、ユニットバス、トイレ、テレビ、VOD(有料)、デスク、チェア、電子レンジ、ドライヤー、冷蔵庫、電子ポット、空気清浄機、ミネラルウォーター(1本)があり無料のWi-Fiもあるためコンテナホテルとしてはかなり充実した設備になっています。

そして共有設備として、ラウンジ、エレベーター、自動販売機、コインランドリー、ズボンプレッサーもあります。

アメニティとしてシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープ、ボディタオル、歯ブラシ、ヘアブラシ、T字カミソリ、綿棒、ナイトウェア(ガウン)を無料で用意されているのでコンテナホテルだらかと言って侮ってはいけませんね。

コンテナホテルの料金は?


出典元:(コンテナホテル)
「HOTEL R9 The Yard」のコンテナホテルは上記のように想像していたより充実した設備でベッド「シモンズ製」を採用して寝心地にもこだわっています。

そんなコンテナホテルの料金は関東地方で税込み6,200円からとなっています。
沖縄のコンテナホテルの料金はダブルルーム(最大2名)及びツインルーム(最大2名)どちらも税込み4,600円から宿泊できます。

個室内の設備にこだわりつつも、価格帯はビジネスホテルの中央値よりもワンランク下の設定にしてあるそうで、思ってたよりコンテナホテルの料金は安いと思われたことでしょう。

しかも今はインバウンドの関係でビジネスホテルの価格は1万円を超えているところも多いとか。

最初の方で「HOTEL R9 The Yard」のコンテナホテルの立地はいずれも郊外のロードサイドと紹介しました。

と言うことで海外の観光客がメインでは無いので、コンテナホテルの料金の安さは更に注目されてくるでしょう。

コンテナホテルの朝食は?

一泊につきご人数分無料の軽食を用意してあるとのことです。
更にフロント内には無料のドリンクコーナーも設置しているとのことでコンテナホテルの料金は安くて朝食付きというのも魅力ですね。

コンテナホテルは出張者がメインだが、地元客も利用者が多い。


出典元:(コンテナホテル)
コンテナホテルの利用状況を見ると、立地によって多少異なりますが、ビジネス目的の利用が主で、平日はほぼ1人での宿泊がほとんどで、週末になると、観光目的のカップルや夫婦、家族など2人以上で泊まる人が増える傾向にるようです。

そして実際にコンテナホテルを運営して思っていたよりも、地元の方が宿泊されるケースが多いとか。
飲み会の後に車を置いて宿泊する方や、ゴルフに行く前日に宿泊される方など意外なニーズもあることが分かってきているようです。

例えば、鹿児島県伊佐市の店舗では、隣町が賑わっているため需要はそれほどないと考えていましたが、地元の方を含め利用者が多く、部屋数を増やすことになったようです。


また、周囲に工場が多い三重県いなべ市の店舗も期待以上のニーズがあり、オープン直後から満室になり、増室して対応すると、そのうち周囲に飲食店ができ始めたとのことです。

場所によってはコンテナホテルが出来ることでその周囲が栄えるというのも面白い話ですね。

レスキューホテルとして自治体と災害協定を締結。

コンテナホテルの利点は他にもあります。
コンテナの利便性を生かして、災害時の避難所や仮設住宅、診察室としても活用されています。
全国の自治体から注目され、2024年2月末時点で135の自治体と災害協定を結んでいます。

レスキューホテルの所在地と拠点数

      開業済み        開発中      合計
茨城   9拠点・312室            9拠点・312室
栃木   12拠点・358室           12拠点・358室
群馬   7拠点・249室            7拠点・249室
埼玉   1拠点・34室             1拠点・34室
千葉   7拠点・254室            7拠点・254室
岐阜   4拠点・132室            4拠点・132室
愛知   2拠点・55室             2拠点・55室
三重   2拠点・74室       1拠点・47室      3拠点・121室
滋賀   3拠点・107室             3拠点・107室
兵庫   1拠点・36室               1拠点・36室
岡山   2拠点・75室         1拠点・42室      3拠点・117室
広島   1拠点・34室               1拠点・34室
山口   3拠点・107室               3拠点・107室
愛媛   1拠点・31室               1拠点・31室
福岡   4拠点・142室               4拠点・142室
佐賀   2拠点・68室                 2拠点・68室
熊本   5拠点・223室                 5拠点・223室
大分   1拠点・38室                 1拠点・38室
宮崎   3拠点・104室                 3拠点・104室
鹿児島  5拠点・170室                   5拠点・170室
沖縄   2拠点・93室                                   2拠点・93室

合計  77拠点・2,696室    2拠点・89室      79拠点・2,785室
※2024年3月7日時点。

コンテナホテルは千葉県と縁が深い?

「HOTEL R9 The Yard」のコンテナホテルを運営している会社は、千葉県市川市に本社のある株式会社デベロップです。
コンテナホテルの数は本社のある千葉県が多いわけではありませんが、先ほど紹介したレスキューホテルとして災害協定締結数135の自治体の内、千葉県が30自治体と最も多いのが特徴です。

コンテナホテルの将来性は?

最初に紹介しましたが、2018年12月に栃木県で初めての店舗をオープンした「HOTEL R9 The Yard」のコンテナホテルは2024年2月末時点でコンテナホテルの店舗数は79店舗2,785室まで増加しています。(開業準備中を含む)

そして今のところコンテナホテルの店舗は1店舗も閉鎖が無いということです。
それは十分なリサーチのもとにコンテナホテルを出店していることになります。

今後は月2店舗ベースでの出店を計画しているそうですが、おそらくはまだまだ成長の余地はありそうですね。

コンテナホテルをラブホ代わり?


出典元:(コンテナホテル)
「HOTEL R9 The Yard」のコンテナホテルの室内は主に8割がダブルルームで、残りはツインルームと二人で寝ることも出来るためコンテナホテルをラブホ代わりに利用する人も多いと聞きます。

確かに音漏れもなく、かつ立地はいずれも郊外のロードサイドと言うことで秘密性は高いですね。
しかも高級ベッド「シモンズ製」でとなれば快適でしょう。

別にコンテナホテルをラブホ代わりに利用するのが悪いと言っているわけではありません。

ただ、コンテナホテルにはそういったニーズもあるということがなるほどと思い紹介しただけです。

まとめ

今回はコンテナホテルの特徴や料金など紹介しましたが、どうでしたか?

思っていた以上にコンテナホテルの料金は安く思ってた以上に快適に過ごせることが分かったことでしょう。
時間があるときに私も一度利用しようと思っています。

その時はまた改めて感想を書きたいと思います。

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