最近「伸びるくら寿司、伸び悩むスシロー。回転寿司2強時代、勝つのはどちらか?」という記事が出ましたが、実際には「はま寿司」の3強です。
コメント欄でも書いている人がいましたが
回転寿司業界はスシロー、くら寿司の2強の存在が目立つが、実は最近10年間(2011年→2021年)に売上規模を伸ばしているのは、スシロー1000億円以上でトップなのはイメージ通りなのだが、次に伸ばしたのは外食産業最大手企業ゼンショーのグループ企業「はま寿司」が約700億円増であり、くら寿司は3位で570億円増という状況だ。(同記事に対するコメント)
かつては「かっぱ寿司」が回転寿司業界1位でしたが、2011年に「スシロー」に回転寿司業界の首位を奪うも、その後「はま寿司」が回転寿司業界の首位のなったこともありましたが、再度「スシロー」が回転寿司業界の首位奪い返してからはその座を守り続けています。
ちなみに回転寿司チェーン主要4社の違いは色々ありますが簡単に説明している画像がありました。(拡大表示できます)
(出典元:マネーポストWEB)
では2022年5月26日現在の回転寿司チェーン主要4社の店舗数を見ていきたいと思います。
8月19日更新。前月からの店舗数の推移も表示します。
回転寿司 ランキング
「スシロー」:646店舗→641店舗(5店舗減)
「はま寿司」:559店舗→563店舗(4店舗増)
「くら寿司」:517店舗→521店舗(4店舗増)
「かっぱ寿司」:308店舗→307店舗(1店舗減)
店舗数はいずれも公式ホームページで見ることができます。
「はま寿司」や「くら寿司」が4店舗増に比べて「スシロー」は逆に5店舗減です。
やはり「おとり広告」など色々なトラブルが影響しているのかもしれませんね。
今のところ回転寿司チェーンの店舗数で言えば「はま寿司」が業界2位です。
ただし出店攻勢をかけているのは「スシロー」と「くら寿司」なのは確かです。
一時期は「はま寿司」が回転寿司業界の首位に立ったと書きました。
ソース元は「ITmedia ビジネスオンライン」の2017年6月27日の記事内での回転寿司 ランキングでは
「はま寿司」:472店舗
「スシロー」:466店舗
「くら寿司」:417店舗
「かっぱ寿司」:341店舗
となっています。
2022年の5月の店舗数と比べて唯一「かっぱ寿司」だけ店舗数が減少しているのが分かりますね。
かつて回転寿司チェーン店1位だったことを思えば、今では「スシロー」の店舗数の半分以下と言うのは少しさみしいですね。
その「スシロー」は年間で約年間30店舗強の出店ペース。一方の「くら寿司」は25店舗以上の出店ペースという目標があります。(各会社のIR情報より)
(出典元:株式会社あきんどスシロー)
実際ここ3日間で「スシロー」と「くら寿司」の店舗数はいずれも3店舗増えてます。(今回の記事のため3日前に店舗数調査済み)
「はま寿司」は3日間では変化なしです。
特に「はま寿司」は出店計画と言うのは調べた限り出てきませんでした。
この違いは、個人的意見になりますが「スシロー」と「くら寿司」が株式上場しているからだと思います。※「かっぱ寿司」も上場
「スシロー」の親会社は「株式会社FOOD & LIFE COMPANIES」になります。
対する「くら寿司」の親会社は「くら寿司株式会社」です。
ホームページ見れば分かりますが、両者とも「お寿司屋さん」の会社になります。
対する「はま寿司」の親会社はすき家で有名な「ゼンショーホールディングス」です。
子会社をみても誰もが知ってるブランドですね。
そして「かっぱ寿司」の親会社は牛角で有名な「株式会社コロワイド」です。
こちらも同じく子会社は錚々(そうそう)たるブランドです。
両者とも株式上場していますが、こちらは「お寿司屋さん」では無く「食」の総合プロデュース事業会社になります。
以上の理由から「スシロー」や「くら寿司」のように無理に出店攻勢をかける必要も無いのでしょう。
最初に「伸びるくら寿司、伸び悩むスシロー。回転寿司2強時代、勝つのはどちらか?」という記事があると紹介しましたが、実は「Business Journal」では2021年2月7日には「コロナ禍、スシローは過去最高売上、くら寿司は赤字転落…“手間がかかる施策”で成果」と今回とは真逆の記事が出ています。
まさに一年後はどうなるか分からないと言えるわけですね。
特に「くら寿司」は今、内部告発などでブラック体質と騒がれています。
これが、今後の出店にどれだけ影響があるかは分かりませんが「くら寿司」にとっては良いことでは無いのは確かです。
※皮肉にも7月10時点では「くら寿司」のみ店舗増。
一年後回転寿司業界がどうなっているか楽しみですね。
コメント