相手の身元が不明な非通知の電話。
やはり相手が誰かわからない非通知電話は怖いものです。
そのような電話が何度もかかってくるだけで、ストレスを感じ、夜中にかかってくると睡眠を妨げられます。
このような非通知電話の発信者を特定する手段はあるのでしょうか?
非通知電話はなぜ?更には非通知の電話を拒否する方法もご案内いたします。
非通知電話がかかってくる主な理由
電話番号の前に「184」をつけるだけで、非通知電話をかけることができます。
この機能は、特定の番号の着信拒否を回避するために使われることがありますが、悪用される可能性があります。
非通知電話がかかってくる理由の一例を以下に述べます。
悪意ある電話詐欺の可能性が考えられます。
詐欺師は、業者や身内になりすまして口座番号や金融機関情報をだまし取ることがあります。
また、電話番号が有効であるかを確認するためにも非通知で電話をかけることがあります。
非通知電話に出ると、その番号が「非通知でも電話に出る番号」であると認識され、その情報が名簿に登録され、業者に売られたり、詐欺の標的にされるリスクがあります。
何者かがいたずらや嫌がらせ、ストーカー行為をしている可能性があります。
特に嫌がらせの場合、深夜でも何度も不在着信があります。
知らない人からの繰り返しの着信は怖いものですが、相手は心理的な圧力をかけるために非通知で電話をかけることがあります。
非通知電話に対処する方法は?
非通知電話がかかってきた場合、「電話に出ない」のが最も安全です。
電話に出るだけで、非通知でも電話番号が特定されたり、声から性別や大まかな年齢が推測されるリスクがあります。
これらの情報を与えないためにも、非通知の場合は出ないことが最良の対策です。
もし誤って非通知電話に出てしまった場合、「自分から個人情報を明かさない」ようにしましょう。
名簿業者の可能性がある場合、電話に出るだけで電話番号と名前が結びついて流出する可能性があります。
また、詐欺の場合には身内だと偽り、さまざまな個人情報を引き出されることもあります。
非通知=信頼できないと考え、個人情報を漏らさないようにしましょう。
非通知を無視し続けても、嫌がらせの意図がある場合には再び非通知の電話がかかってくる可能性があります。
その場合は、「非通知は着信拒否」の設定をすることが有効です。
迷惑な非通知電話は、自宅の電話や携帯電話にかかってくると、相手が誰か気になります。
夜中にかかってくると睡眠を妨害され、精神的にも苦痛を感じることがあります。
非通知電話の相手を調べる方法はあるのでしょうか?
非通知でかかってくる電話の一例として、『電話調査会社』からの与信調査の電話が考えられます。
執拗にかかってくる非通知電話は別として、ワン切りや気づかなかった非通知着信などは気にしなくてもよいでしょう。
警察は非通知電話の相手を調べることができますが、一般的には難しいです。
相手がわからない非通知電話を追跡したいと思っても、通常は特定する手段がありません。
相手が犯罪を犯した場合にのみ、警察が追跡できることがありますが、それも警察の手でのみ可能です。
また、「発信者を知りたい」という理由だけでは、警察は調査を行いません。
非通知電話以外にもストーカー行為などの被害がある場合は、証拠を集めて警察に被害届を提出することが重要です。
受理されるためには、しっかりとした証拠が必要です。
非通知電話に悩まされている場合は、電話会社に相談し、非通知電話を拒否する設定を行うことも考えてみてください。
いたずら電話や無言電話がかかってくる場合に特に一般的なのは、非通知機能を使用したものです。
自分の番号を相手に知らせないように電話をかけることができるため、犯人が自ら番号を明かす必要はありません。
非通知で届く嫌がらせの電話は、相手の手がかりがまったくないため、被害者は余計に不安な気持ちになることがあります。
それでは、非通知の嫌がらせ電話に対処する方法は何でしょうか?
非通知の迷惑電話に対処する方法について説明します。
電話会社や携帯キャリア会社の非通知拒否設定を利用する。
スマホや携帯電話で非通知の迷惑電話がかかってきた場合、各携帯キャリア会社が提供する以下のサービスを利用して非通知の電話を拒否できます。
・docomo: 「番号通知お願いサービス」
・au: 「番号通知リクエストサービス」
・Softbank: 「番号通知リクエストサービス」
これらのサービスを活用することで、非通知の電話があっても、自分の端末には着信が届きません。
電話をかけてきた相手には、自動音声で「番号通知の設定をしてから電話をかけてください」と案内されます。
公衆電話からかかってきた場合は着信を拒否できませんが、迷惑電話の数を減少させることができます。
固定電話でも、NTTが提供する「ナンバーリクエスト」というサービスが非通知の嫌がらせ電話に対抗するための対策として利用できます。
ナンバーリクエストを利用すると、非通知の電話に対して、番号通知をしてからかけ直すようにアナウンスが流れます。
「非通知電話の拒否設定」を有効にした後も慎重であるべき理由
非通知電話のしつこい着信を一掃したい場合は、「非通知電話の拒否設定」を利用することが解決策となります。
これにより、電話がかかってくることはなくなりますが、場合によっては異なる手段で嫌がらせが行われることも考えられます。
もし何かしらの問題が発生した場合は、追加の対策が必要となります。
事態がストーカー行為に発展する可能性がある場合は、しっかりと証拠を集め、警察に相談するべきです。
各電話会社の非通知電話拒否設定
各電話会社の非通知電話の拒否設定について案内します。
NTTドコモ
非通知拒否設定の確認方法
「148」にダイヤル → 確認
非通知拒否設定の方法
「148」にダイヤル → 「1」を選択 → 設定完了
非通知拒否設定の解除方法
「148」にダイヤル → 「0」を選択 → 設定を解除
au
非通知拒否設定の方法
「1481」にダイヤル → 設定完了
非通知拒否設定の解除方法
「1480」にダイヤル → 設定を解除
SoftBank
非通知拒否設定の方法
「144」にダイヤル → 「1」を選択 → 「#」を選択 → お断りガイダンスを選択 → 「#」を選択 → 設定完了
これにより、各電話会社の非通知電話の着信を拒否することで手軽に対処できます。
知人からの電話であれば、相手の意図や目的を確認することは重要ですが、非通知での電話にはどんな人がかけてきているのかがわからないため、不安を感じることがあります。
このような非通知の電話に対して、逆に相手の情報を知りたいと思うこともあるでしょう。
非通知の電話を逆探知することは可能?
一般の個人が非通知の電話を逆探知を行うことはできるのでしょうか?
結論から言うと、非通知の電話を逆探知し、相手の番号を特定することは一般の個人には不可能です。
警察でさえも、通信記録の開示を電話会社に請求しなければなりません。
したがって、非通知の電話に悩まされている場合、警察に捜査を依頼することが唯一の手段です。
ただし、事件性がないと判断されると捜査は難しいため、一般の人が非通知の電話を逆に探知することは難しいのが現実です。
逆に、非通知の電話の背後にある人物を特定できたとしても、その情報を元に犯人を見つけ出すのは非常に難しいことです。
安全を考えるなら、着信を拒否しておくことが賢明かもしれません。
番号が表示されているいたずら電話や無言電話に対処する方法
これまでに非通知のいたずら電話に対処する方法を紹介してきましたが、非通知の電話を拒否しても、相手が嫌がらせの電話をやめるとは限りません。
自分の電話番号を表示しているにもかかわらず、嫌がらせの電話をかけてくることもあります。
相手の電話番号が表示されている場合、非通知拒否設定で着信拒否することはできません。
相手の電話番号が表示される嫌がらせの電話
逆に相手の電話番号が表示される嫌がらせの電話にどのように対処すればよいでしょうか?
以下では、番号が表示されている嫌がらせの電話に対処する方法を説明します。
いたずら電話や無言電話をかけてくる番号を着信拒否にする。
相手の電話番号が表示されている場合、対処法は簡単です。自分の電話の設定から、相手の電話番号を着信拒否に設定すれば良いです。
スマートフォンや携帯電話の場合、設定から嫌がらせの電話をかけてきた番号を指定して着信拒否できます。
固定電話でも、NTTの「迷惑電話おことわりサービス」を使用すれば、特定の番号からの着信を拒否できます。
着信拒否をしても、犯人が別の番号から電話をかけてくる可能性もありますが、その場合は再びその番号を着信拒否にすれば対処できます。
犯人が何度も電話番号を変えることはまれなので、ほとんどの場合、これで嫌がらせの電話に対処できるでしょう。
ただし、ストーカーなどは例外と言えるでしょう。
不審な通話や無言の電話に対処する際には、警察に協力を仰ぐことが一つの方法です。
相手の電話番号が表示されている場合は、警察に通報して犯人に対処してもらうことができます。
ただ事件性がない場合は犯人の特定が難しいこともありますが、警察は注意を呼びかけることはできるようです。
ただし、直ちに「嫌がらせの電話がひどいので、この番号に電話して注意してほしい」と伝えるだけでは、警察の対応は得られません。
対応してもらうためには、犯人からの着信履歴を保存しておき、それを警察に提示することが効果的です。
思い切って電話番号を変える。
嫌がらせの電話対策として、自分の電話番号を変更するのも有効です。
スマートフォンや携帯での嫌がらせの電話を防ぐためには、各携帯キャリアショップで電話番号を変更する手続きを行うことができます。
固定電話の場合も、NTTに迷惑電話がかかってきた旨を伝えれば、電話番号の変更が可能です。
ただし、電話番号を変更する際には、新しい電話番号を慎重に管理する必要があります。
元の電話番号を知っていた人に対しては、新しい電話番号を知らせないように注意が必要です。
新しい電話番号を広く知らせると、再び犯人に知られる可能性があるため、相手を必要最小限に絞り、他の人に電話番号を教えないように慎重に取り組むことが重要です。
まとめ
電話におけるいたずらや無言の行為が事件とみなされない限り、警察の介入は難しいです。
そのため、このような嫌がらせの電話には、自己防衛策を講じる必要があります。
非通知での嫌がらせ電話に対処するためには、電話会社や携帯キャリアの非通知拒否設定を利用することができます。
相手の電話番号が表示される場合でも、番号指定での着信拒否や、証拠があれば警察への報告が可能です。
また、自分の電話番号を変更することも有効な手段と言えます。
一般的ないたずら電話は、これらの対策で解決することが期待できますが、ストーカーや脅迫者からの電話には警戒が必要です。
ストーカーや脅迫者からの電話がある場合は、証拠を集めて警察に相談することを検討しましょう。
事件性が認められ、被害者の安全が脅かされる場合は、警察も対応してくれるでしょう。
いたずら電話や無言電話でお困りの方は、ぜひこの情報を参考にして対策をお取りください。
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