【テンペ】の効能や作り方は?そもそも【テンペ】はどうやって食べる?

【テンペ】とはインドネシアの伝統食品の一つであり、別名「インドネシアの納豆」とも呼ばれる大豆を発酵させたものです。

(出典元:日本テンペ研究会

「インドネシアの納豆」と聞くとネバネバとした食品を思い浮かべる人も多いと思いますが【テンペ】の見た目は上記写真のように厚揚げに近く、乾燥した食品で匂いも無いので納豆が苦手な人でも美味しく食べることが出来ます。


ですが【テンペ】を初めて見た人は【テンペ】の食べ方が分からないことでしょう。
代表的な【テンペ】の食べ方は切って油であげるのが1番簡単で美味しく食べることが出来ます。

味付けとしては塩やケチャップ・味噌マヨネーズなどが一般的です。

他にはフライパンに油を入れ【テンペ】の両面を軽く焼き、醤油とみりんで味付けした照り焼きも有名ですね。

【テンペ】の食べ方として様々な【テンペ】を使ったレシピも多く中でも【テンペ】のから揚げが人気です。

そんな【テンペ】は「スーパーフード」として世界は勿論ですが、最近では日本でも注目を集めています。
因みに「スーパーフード」とは『健康によい栄養分を豊富に含みながら、多くは低カロリーである食品』と言われています。※一般社団法人 日本スーパーフード協会より

では「スーパーフード」と呼ばれる【テンペ】の効能はどのようなものがあるのでしょうか?

元々「大豆」は高い栄養をもつ植物性タンパク質が多く含まれ、疲労回復などに効果があるビタミンB群(ピタミンBsやナイアシン、葉酸など)や食物繊維が豊富なことで知られていますが、「発酵」させることでビタミンB群や食物繊維が大幅に増加することが分かっています。

他にも【テンペ】の効能として、脂質が少ないながら体内の栄養バランスに必要なミネラルが多く含まれています。
不足しがちなミネラルとして「カリウム」であったり「鉄」や肉類にはほとんど無い「カルシウム」や「マグネシウム」も多く含まれており、体に欠かせない栄養成分も取り入れることが出来ます。

更に【テンペ】の効能としてコレステロールやナトリウムは含まれていないので、様々な生活習慣病予防(高血圧、動脈硬化など)に効果があると期待されています。

そして野菜や果物に多く含まれる葉酸というビタミンも【テンペ】には多く含まれています。

またポリフェノールやイソフラボンの抗酸化作用や抗菌作用、発がんや高血糖に対する抑制作用なども期待されています。

【テンペ】は低カロリーで腹持ちも良くダイエット食品にもなると言われており、更にお肉に変わる食品としても期待されています。

これで【テンペ】の効能がいかにすごいか分かってもらえたかと思います。(※一般社団法人 日本スーパーフード協会を参考に書いています。)

【テンペ】が「スーパーフード」として注目されているのも納得ですね。

お肉に変わる食品であれば【テンペ】は環境にも優しい食品であることも分かると思います。

そして、今では【テンペ】は多くのスーパーでも取り扱うほどの人気商品になりつつあります。
そして【テンペ】はあの業務スーパーでも販売されるようになりました。


最近では【テンペ】を自分で作る人も増えてきているようです。
【テンペ】の作り方は比較的簡単で「乾燥大豆」と「水」と「酢」それに「テンペ菌」だけあれば良いと言われています。

一般的な【テンペ】の作り方はまず「乾燥大豆」100gを24時間浸水させます。

その後1個ずつ皮を剥いでいきます。
この作業が面倒であれば「脱皮大豆」を使えば皮を剥ぐ作業も必要なく、浸水も12時間ほどで良いと言われています。(季節にもよるそうです。)

そして浸水したあとの「大豆」の重量はおよそ2倍になるようです。

お鍋500mlの水にお酢20~40mlを入れて「大豆」を45分から60分ほど煮ます。(沸騰後は弱火で)
多少硬さが残るくらいが良いようです。

その後ザルで水切りをして(必要に応じてキッチンペーパー使用)体温くらい(およそ40℃くらい)になったらビニール袋に入れて「テンペ菌」0.5~1gと一緒にまんべんなく混ざるように振っていきます。

そしてジップロックで密封状態になるまで押して形を整えます。

一番の問題は「発酵」の仕方で、夏場であれば31~33℃で24~30時間でうまく発酵出来るようですが、本格的に年間を通して【テンペ】作りをしたい方は「テンペメーカー」で専用のヒーター及び【テンペ】を作るための「脱皮大豆」や「テンペ菌」も購入出来ます。

今回は一般的な【テンペ】の作り方を紹介しましたがやはり「発酵作業」が問題ですね。

最近では【テンペ】が業務スーパーや他のスーパーでも販売されています。
【テンペ】がカルディで購入出来ると言うニュースも見かけますが実際には取り扱っていないようです。

もし近くに業務スーパーや【テンペ】を販売しているスーパーが無ければ「もたい テンペ」でも通販していますし、通販大手の「アマゾン」や「楽天」でも購入出来ます。

その【テンペ】のデメリットは、まだ価格が高いことでしょう。

ただ、その問題も【テンペ】の注目度が上がることで大手食品メーカーが続々と参入することで、価格も安くなると思います。

【テンペ】の作り方でも紹介したように「発酵」の問題さえクリアしたら、【テンペ】作りそれほど複雑な作業ではありません。

大手食品メーカーであれば「発酵」させる機械も簡単に作れるでしょう。

最近になって注目されるようになってきた【テンペ】ですが、『日本テンペ研究会』は1984年に創立されていて【テンペ】の普及に力を入れています。

そこでは【テンペ】のレシピも公開されています。

「日本てんぺ研究会」も毎年開催しているようで(コロナ禍の2020~2021年は開催されず?)2022年8月20日にも行われたようです。

38年も前から【テンペ】の普及に力を入れていたとは驚きですね。

今後、更に【テンペ】の注目度は上がっていくことでしょう。

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