【東京チカラめし】の大量閉店理由は?今後東京チカラめしの復活はある?

言い方は悪いですが、ヤフーニュースで【東京チカラめし】という言葉を久しぶりに耳にしました。(写真は拡大表示できます)

(出典元:PR TIMES)チカラめし香港初上陸プレスリリースより
ニュースでは【東京チカラめし】を「香港」に出店して成功しているとのことでした。

その【東京チカラめし】はかつては「焼き牛丼」として2011年6月9日に池袋西口に1号店をオープンしました。


【東京チカラめし】オープンの理由はおそらく皆さんも御存知かと思いますが、東日本大震災で落ち込んだ日本のムードを日常食から元気(チカラ)を与えたいということだそうです。

「焼き牛丼」が当時280円で食べられることから【東京チカラめし】は一気に人気店となりました。

【東京チカラめし】の店舗は急拡大し2013年秋には全国で132店舗まで増えました。

当時【東京チカラめし】は1000店舗狙うと息巻いていましたね。

その【東京チカラめし】はニュースでも度々話題となり、すき家・吉野家・松屋をおびやかす存在になるとさえ言われていましたが、店舗の急拡大に人材育成が追いつかなくなり、商品の品質や接客の低下で【東京チカラめし】は大量閉店に追い込まれることになりました。

【東京チカラめし】の閉店理由は、拡大のスピードによる人材教育不足による商品の品質や接客の低下と言われていますが、果してそれだけでしょうか?

ニュースやネット記事では【東京チカラめし】の閉店理由を上記のためだと言っていますが、それなら閉店途中のどこかで改良出来たと思います。

私も2014年に一度知人4人で食べに行きましたが、誰一人として美味しいと言う言葉は出ませんでした。

巷では【東京チカラめし】はまずいと言われていましたが、知人の一人も【東京チカラめし】はまずいと言ってました。

ただ、彼の場合は「ご飯」が美味しくないと言う理由でしたが。
当時私も【東京チカラめし】がまずいとまでは言えませんですが微妙でした。

結局【東京チカラめし】の閉店理由は味の問題だったと思います。

とは言え【東京チカラめし】の味は創業当時は美味しかったはずです。
そうでなければあれほど話題になり行列が出来るほどの人気店になることは無いからです。

そして2022年8月24日時点では【東京チカラめし】の店舗数はわずかに3店舗、しかも28日で新宿店も閉店するとのことでそうなると【東京チカラめし】の店舗数は千葉と大阪の2店舗になります。

とは言え2021年6月22日に【東京チカラめし】を香港の九龍にオープンするとたちまち人気店となり、9月に2号店12月に3号店をオープンさせ、3店舗とも予想の倍近くの売上があるとのことです。

客単価が日本よりも断然高いようで、【東京チカラめし】のメニュー選びも日本では単品の注文が多いのに対し香港では追加で温泉卵、餃子、飲み物などを一緒に注文するのだとか。

『ITmedia ビジネスオンライン』の記事では、インドネシアやタイなど複数の国から出店の問い合わせがきていると言われていますが、本当なら出店しても客単価は下がるのでは無いでしょうか?

とは言え日本で【東京チカラめし】の店舗が2店とは気づかなかったですね。
流石にもう少しあるかと思っていましたが。


気になるのは【東京チカラめし】のメニューが大阪と千葉の店舗で違うこと。
効率を考えれば【東京チカラめし】のメニューは統一した方が良いかと思うのですが。

大阪の【東京チカラめし】のメニューは数も少なければ、看板メニューの「焼き牛丼」含め丼もの全てに目玉焼きが付いてるのも不可解です。(千葉店には目玉焼きは無し)

もしかしたら【東京チカラめし】の大阪店がフランチャイズ店なのも関係があるのかもしれませんね。

【東京チカラめし】の新宿店も閉店となれば、今後は日本ではなく海外展開をメインとしていくつもりなのかもしれません。

原材料の高騰から、値上げは避けられないとすれば更に【東京チカラめし】の国内での店舗展開は難しいかもしれないですね。

そうなると【東京チカラめし】は今後海外展開を目指すのも当然なのかもしれません。

とは言え2021年7月にバーチャルレストランとして『VR東京チカラめし』を開始しました。(写真は拡大表示できます)

(出典元:バーチャルレストラン
問題はどの程度の売上があるのか分からないことですね。

問題は親会社である『三光マーケティングフーズ』は居酒屋「金の蔵」も最盛期には100店舗近くあったのが、コロナ禍の影響もあり大量閉店し現在は8店舗まで減少しました。

『三光マーケティングフーズ』は上場会社ですが2017年以降は赤字続きです。

2022年6月の決算でも売上24億円と2013年の250億円からすると10分の1まで減少しています。

とは言え2020年9月に静岡県沼津市にある「沼津我入道漁業協同組合」との業務提携をし、2022年から漁業への取り組みを開始したとのことであり「金の蔵」が一律270円復活(2022年8月時点では池袋店のみ、順次拡大予定とのこと)となったことがテレビでも取り上げられました。

2023年の売上も99億円を予想しています。
まずは「金の蔵」の復活はあるのか、【東京チカラめし】の海外展開はうまくいくのかが鍵となりそうですね。

親会社である『三光マーケティングフーズ』が黒字化して経営が安定すれば、【東京チカラめし】の国内での店舗も復活となるのかもしれません。

いずれにしても、一大ブームを起こした【東京チカラめし】のブランドは日本でも残してもらいたいものですね。

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