愛知や岐阜・三重で人気のスーパー【タチヤ】にはチラシが無いのは当たり前?

【タチヤ】のスーパーと言えば愛知県の人であれば知らない人はいないのではないでしょうか。(画像は拡大表示できます)

(出典元:タチヤ

【タチヤ】のスーパーは「食べて美味しい価値ある食材をタチヤから食卓へ」をテーマに、新鮮食材をお客様にお届けする地域密着型スーパーです。


その【タチヤ】にはチラシがありません。
激安スーパーで有名な「業務スーパー」でさえチラシはあります。
【タチヤ】のホームページ内でも書いてある「折込チラシの費用0円」の通り【タチヤ】はチラシが無いのです。

その為【タチヤ】の主な集客方法はリピーターと口コミになります。

【タチヤ】のチラシがない理由は「EDLP(エブリディロープライス)」を実施しているのは勿論ですが、他にも理由があります。
その理由は後で書くとして、まずは【タチヤ】のスーパーの特徴を紹介したいと思います。

まず【タチヤ】のスーパーのすごいところは「業績推移」が2008年以降で一度も前年割れしていないところです。
以下が『タチヤ』のホームページ内で公表されている「業績推移」です。

2008年 … 109億円
2009年 … 120億円
2010年 … 125億円
2011年 … 132億円
2012年 … 146億円
2013年 … 158億円
2014年 … 176億円
2015年 … 231億円
2016年 … 258億円
2017年 … 266億円
2018年 … 276億円
2019年 … 278億円
2020年 … 310億円
2021年 … 313億円
(引用元:タチヤ

コロナ禍で業績を落とすスーパーも多かった2019年や2020年でも業績は伸びています。
普通に考えれば、流石に業績を不正に公表しているのでは無いかと疑ってしまいそうになりますが、【タチヤ】の親会社は『株式会社バローホールディングス』で東証プライムに上場しています。

業績を偽って報告すれば、最悪上場停止になる可能性もあるため【タチヤ】のスーパー「業績推移」の信憑性は高いことになります。

そんな【タチヤ】の店舗は愛知県を中心に岐阜県と三重県にも出店しています。
その【タチヤ】の店舗数は2022年7月28日時点で21店舗と決して多いわけではありませんが、今年に入り2店舗新規出店しています。

ここで【タチヤ】の店舗の一覧とオープン日を掲載しておきます。

愛知県(12店舗)

タチヤ 八事店(オープン日:1964年※2022年3月31日よりリニューアルのため休業中。
タチヤ 平針店(オープン日:1988年3月)
タチヤ 緑神沢店(オープン日:199610月)
タチヤ 堀田店(オープン日:1999年3月)
タチヤ 東郷店(オープン日:2002年4月)
タチヤ 高針店(オープン日:2004年4月)
タチヤ 旭前店(オープン日:2006年5月18日)
タチヤ みなと店(オープン日:2007年6月7日)
タチヤ 長久手店(オープン日:2019年11月21日(木))
タチヤ アスティ高蔵寺店(オープン日:2021年12月2日(木))
タチヤ 扶桑店(オープン日:2022年3月11日(金))
タチヤ 錦二丁目店(オープン日:2022年6月3日(月))

三重県(2店舗)


タチヤ 木曽岬店(オープン日:2009年11月5日)
タチヤ 四日市店(オープン日:2013年10月17日)

岐阜県(7店舗)

タチヤ 多治見店(オープン日:2011年11月3日)
タチヤ 各務原店(オープン日:2014年3月20日)
タチヤ 関稲口店(オープン日:2015年5月21日)
タチヤ 山県店(オープン日:2016年5月19日)
タチヤ Vドラッグ岐阜県庁西店(オープン日:2017年9月7日)
タチヤ 可児店(オープン日:2017年10月12日)
タチヤ 北方店(オープン日:2018年10月11日)

こうして【タチヤ】の店舗のオープン日を見ていくと面白いことが分かりますね。
2014年から岐阜県で、毎年のように【タチヤ】の店舗をオープンさせています。

流石に2019年のコロナ禍での新規出店はありませんが、逆に愛知県で新規出店をしているのが分かります。
ただ、三重県では「タチヤ四日市店」を2013年に出店以降に新規出店が無いことは気になります。

ただ今年すでに愛知県で2店舗出店してるので、もしかしたら岐阜県や三重県での新規出店があるかもしれませんね。

スーパーのチェーン店では珍しいことですが、【タチヤ】の営業時間は全店舗共通の10:00~18:00の営業です。
定休日も全店舗が水曜日と共通です。

他のスーパーだとチェーン店ごとに営業時間が異なることが多いため、各店舗の営業時間を調べないといけませんが【タチヤ】の営業時間は全店舗共通なので、いちいち調べる必要も無いですね。

その【タチヤ】のスーパーの販売スタイルは当日完売を目的にしています。
「仕入れ担当責任制」という【タチヤ】独特の営業スタイルで、各店舗の売り場担当者が自らの足で市場に出向き「市場での仕入れ」「店舗への配送」「商品の陳列」「売価の決定と販売」を行うので、店舗ごとに商品や陳列も違います。

ここが【タチヤ】のスーパーが他のスーパーと大きく異る点ですね。

基本的には、仕入は売りきる予定の分だけしか仕入れしないスタイルで、値札にしても段ボールに書くスタイルを行っています。

先に書いたように、価格も仕入れ担当者が決めるので各店舗で価格も違ってきます。
旬なものを仕入れるので、商品も毎日のように変わることになりますね。

これで最初に書いた【タチヤ】にチラシがない理由が分かるのではないでしょうか。

そんな【タチヤの】の人材育成も「教育制度・キャリアプラン」として充実しているので、優秀な人材が育つようなシステムになっています。

「仕入れ担当責任制」という【タチヤ】独特の営業スタイルのため大量出店が難しいわけですが、その分各店舗自体の成長も見込めますね。

しかも2021年12月にオープンした「タチヤ 長久手店」はタチヤ初となる青果専門店となっているので、守りではなく攻めの出店であることが分かります。
更に「タチヤ錦二丁目店」は生鮮3品に特化した初めての専門店として、2022年6月3日(月)にオープンとこちらも攻めのスタイルですね。

そんな【タチヤ】ではホームページ内でも積極的に人材募集を行っているので、人気のスーパーとしてまだまだ成長していくでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました