アニメや映画にもなった、世界的に人気の【ベルセルク】の続編の可能性について考察。

あの「ベルセルク」で有名な三浦建太郎先生が、2021年5月6日午後2時48分、急性大動脈解離のため亡くなったことを白泉社が20日、公式サイトで報告しました。(享年54歳)

(出典元:白泉社

当時「ベルセルク」ファンの自分にとっては、到底受け入れられないというのが本音でした。

と同時に話のスケールが大きすぎて、未完で終わるのではないだろうかとも思ってはいました。

1989年「月刊アニマルハウス」で「ベルセルク」の1話を見たときから、ストーリーと画力に魅せられたことを思い出します。

当時は、まだ人気作品でもなくインターネット自体普及してなかったこともあり、単行本が出ても店頭で見掛けることがなかったので、お店で取り寄せいてたものです。

その後人気作となったことは言うまでもありません。

さて、前置きが長くなりましたが「べルセルク」どうなるのとか「ベルセルク 」今後などと続編はあるのか?という話題が結構ネット上で噂になります。

※6月7日に「ベルセルクの連載再開」が白泉社より発表されました。(そのことについての私の考えも書いておきます)

「ベルセルク」連載再開についての考察。前に続編あるだろうとは書きました。
勘の良い方々は予想していたと思いますが自分は『ベルセルク』の最終回までの物語を知っています。しかし知っているから描けると言うわけではありません。

これについては「ベルセルクの続編はあるだろう」と言うのが私の予想です。

その一番の理由が、最終巻である第41巻の「あとがき」にて「作品の今後につきましては、申し訳ございませんが、今は未定とさせていただきます。」とヤングアニマル編集部が書いていること。

作者死亡のため「連載終了」か「未完」となるところを「未定」としたこと。

さらに

一つだけ言えること、それは共にベルセルクを作ってきたヤングアニマルとして、何より「三浦先生だったらどう思うか」ということを第一に熟考を重ねて参ります。
(引用元:ベルセルク41巻巻末)

とあります。

それと、三浦建太郎先生が創った会社「スタジオ我画」のアシスタントの存在です。

「ドゥルアンキ」では原作&プロデュースが三浦建太郎、制作がスタジオ我画とクレジットされており画力の高さはすごいものがあります。

(出典元:白泉社

その「スタジオ我画」が解散してないのも「ベルセルク続編」の可能性を示してます。

自己紹介のところに「スタジオ我画所属、チーフアシスタントです。」とも書いています。

先程書いたように、「スタジオ我画」は三浦建太郎先生が創った会社です。

ヤングアニマル編集部の言動や「スタジオ我画」が解散していないことに「ベルセルクの続編はある」と言えそうです。

そうなったとしたら、個人的に読むかもしれませんが、それはもう別作品として割り切らないといけないでしょう。

一番の理由として

「ガッツを描くのは相変わらず楽しいのですが、一番時間が掛かるのもガッツ。特に狂戦士の甲冑です。そして当然ながら、これらは全部自分で描かなくてはならない」と話している。

三浦さんはベルセルクの今後の展開について、大ベルセルク展で上映中のインタビュー動画で「今は全体の5分の3か5分の4くらいまで来ている」「これまで広げてきた風呂敷を畳む作業に入る」「これまではガッツとグリフィスの直接対決がなかったが、ここからそれが始まって、何度かそういう大きなポイントがある」「今までのみんなでパーティーを組んで旅をしてきたセンテンスは終わり、まったく別の形で物語が始まる」などと話している。
(引用元:朝日新聞デジタル)より一部抜粋

と言っているため、主人公の「ガッツ」は三浦建太郎先生が描くべきであり、他の人が描いたらもうそれは別作品になってしまうわけです。

「ベルセルク」自体の構想は、いつなのかははっきりしませんが、少なくても18歳の時には構想としてあったことが作家の「森川ジョージ」さんのツイートで分かっています。

それに、亡くなる一ヶ月前の「技来静也先生」との対談内でこう言ってます。

三浦:これから畳もうかなという予定ではあるけど(笑)。これからは広げずに畳もうとは思ってる。(引用元: アニメイトタイムズ)より一部抜粋

と、まだこれからの「ベルセルク」のストーリーが構想段階であること。

そして、多少のネタバレにはなりますが

──「ベルセルク」の最新40巻では、ついにキャスカの意識が回復しました。待ち望んでいたファンも多いのではないかと思います。

僕も感慨深いですね。ただ、キャスカはここからが大変です。キャスカが本当に回復するには、自分の経験を自分で分析して理解して、解決していかなくてはいけない。グリフィスがやったことや魔物と向き合わなくてはならないんです。
(引用元:ヤングアニマルZERO特集)より一部抜粋

と、キャラクターともしっかりと向き合いながら作品書いてます。

「スタジオ我画」は2019年に結成されたばかりで、とても「ベルセルク」の世界感を踏襲出来るとは思えないです。

いや、世界観だけなら踏襲できるかもしれませんね。
ただストーリーの厚みは無くなるでしょう。

でもファンが「ベルセルク」の続編を望むのであれば、続編描くのも有りだと個人的には思います。

ただ以上の理由から、「ベルセルク」の続編があるなら当たり前ですが、三浦建太郎先生の「ベルセルク」では無いと言えます。

偉大なる三浦建太郎先生のご冥福をお祈りします。

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