ご当地バーガーの【ラッキーピエロ】は何故他のハンバーガーチェーン店を圧倒してるのか?

北海道・函館で有名なハンバーガーチェーン店と言えば、他の県の人からすれば「マクドナルド」か「モスバーガー」と考える人が多いとは思いますが、地元民なら当たり前のことで実は【ラッキーピエロ】になります。

(出典:ラッキーピエロ
【ラッキーピエロ】という名前からは、とてもハンバーガーチェーン店の名前には思えないかもしれませんが、函館では『ラッピ』の愛称で親しまれていて同店のオリジナルキャラクターは『ハーイ!ラッキーくん』というピエロになっています。


そんな【ラッキーピエロ】の店舗数は函館市で17店舗。※2022年10月時点
函館市でと書きましたが【ラッキーピエロ】の店舗は函館市を中心に道南地区にしかありません。

そして「マクドナルド」が5店舗・「モスバーガー」が2店舗・「ケンタッキーフライドチキン」が2店舗(いずれも函館市での店舗数)とマック・モス・ケンタを合わせても【ラッキーピエロ】の店舗数の約半分しかありません。

あのハンバーガーチェーン店の王様と言っても過言ではない「マクドナルド」の店舗数の約3倍(正確には函館市では13店舗)を展開している【ラッキーピエロ】の店舗数は圧倒的としか言いようがありません。

とは言え「マクドナルド」と【ラッキーピエロ】を比較すること自体間違っているのかもしれませんね。

確かに【ラッキーピエロ】のメニューは26種類(2022年10月時点)ものハンバーガーメニューが有り一番人気は『チャイニーズチキンバーガー』です(写真は拡大表示できます)


(出典:ラッキーピエロ
写真の通り鶏から揚げとレタス、マヨネーズと見た目からしてインパクト大ですね。
他にも【ラッキーピエロ】の人気メニューとして2位『ラッキーエッグバーガー』・3位『トンカツバーガー』・4位『ラッキーチーズバーガー』と個性豊かなハンバーガー目立ちます。

初めて利用するなら【ラッキーピエロ】でおすすめは『チャイニーズチキンバーガー』になるわけですが、注意したいのは「マクドナルド」のように注文してすぐには提供されるわけではないということです。

理由として【ラッキーピエロ】のおすすめの『チャイニーズチキンバーガー』を始め、すべての【ラッキーピエロ】のメニューレジで注文を受けてから作り始めるオーダーメイドシステムということです。

そうなると『チャイニーズチキンバーガー』の場合メインの「鶏から揚げ」を揚げる作業から入ることになるので提供までに時間がかかることになるのは明白です。
とにかく【ラッキーピエロ】のこだわりは「出来たて」を食べてもらうことにあります。

お客さんの回転率を上げるよりは、多少効率悪くても一番美味しい「出来立て」にこだわっています。
そういった経緯から混雑時には結構待たされることもあるようですが、それでもお客さんに支持されてるのは待つだけの価値がある味なのでしょうね。
※混雑時には注文から出来上がりまでの時間を表示しているようです。
実際祝日ともなると90分待ちと写真と記事がありました。

食材は一度も冷凍していないものを使っているとのことですから地元の農家と契約して常に新鮮なものを提供出来るような仕組みが出来ていることになります。

そして私が「マクドナルド」と【ラッキーピエロ】を比較すること自体間違っているという最大の理由が、全店舗ではないものの【ラッキーピエロ】メニューに「カレーライス」・「ミートスパゲッティ」・「とんかつ」・「ハンバーグステーキ」・「オムライス」・「焼きそば」・「ピザ」などがあることです。

もうこの時点で普通の『ハンバーガー』のお店では無いと分かりますね。


そして単に「カレーライス」だけでなく「ハンバーグカレー」や「カレーカツ丼」なども1種類ではなく10種類ほどのメニューが有り「焼きそば」や「ハンバーグステーキ」なども10種類ほどあり普通のハンバーガーチェーン店では考えられないメニュー数です。

メインの『ハンバーガー』だけでなく、これだけのメニュー数になってくると当然効率は悪くなります。
ただ、【ラッキーピエロ】創業者の王一郎氏が「お客様アンケート」に自ら目を通し、その要望に答える形で『ハンバーガー』以外のメニューも取り入れるようになった結果のようです。

効率を求めるのではなく、お客様の要望に答えることで敢えて効率が悪くても取り入れることで他の「ハンバーガーチェーン店」では真似できない地元に支持されるお店になったといえます。

更に【ラッキーピエロ】ではチラシもホームページで見ることが出来ます。
【ラッキーピエロ】のチラシ内容は『ハンバーガー』だけでなく「カレーライス」や「ハンバーグステーキ」・「焼きそば」など他のメニューもお得に購入できる日が掲載されています。

そして【ハッピーデイ】として(※土曜・日曜・祝祭日はのぞく)毎月○日や毎週○曜日に半額や30%OFFといった様々なイベントも実施しているのでいつでもお得感が味わえるのも魅力ですね。

他にも【ラッキーピエロ】はお土産も充実しているので観光客の人も記念品として購入する人が多いようです。
とは言え【ラッキーピエロ】のお土産は通販でも購入出来ますが・・・

【ラッキーピエロ】はベイエリア本店を1987年(昭和62年)6月創業して以来17店舗展開していますが、どの店舗も各店ごとに独自のテーマを掲げているためお店の作り自体は全く異なっているのも特徴です。

そして各【ラッキーピエロ】の営業時間も異なるので、初めて行く方は事前にホームページでチェックしておくと良いでしょう。

もちろん【ラッキーピエロ】はテイクアウトにも対応しているので、テーブル席が空いていなくても大丈夫です。

そして今では『ラッピ』の愛称で親しまれるほど「ご当地バーガー」として有名です。
行列が出来るほどの人気店で函館市以外からの出店要請もありながら頑(かたく)なに地元函館にこだわっています。

【ラッキーピエロ】の店舗数推移で17店舗になった歴史を調べても出てこないのですが、2016年時点で17店舗になっているのが分かってます。

その後に新規出店がないのを見ると、今の店舗を大事にしていくのでしょう。

時々記事で、なぜ【ラッキーピエロ】は他の地区に出店しないのかと書いてありますが、創業者の王一郎氏がアンサーしているので興味があれば検索してみてください。

もし函館市に旅行に行く機会があれば、【ラッキーピエロ】巡りというのも面白いかもしれません。
実際に行ってみると、おそらく「これって同じ系列店なの?」と驚くことでしょう。

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