【いきなりステーキ】の店舗数の推移を2016年の4月から月別で表示。

【いきなりステーキ】は一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで出店攻勢をかけていましたが、2019年12月末の493店舗の出店を最高に、そこからは一転して閉店ラッシュに転じます。(写真は拡大表示出来ます)

(出典元:いきなりステーキ
それではまず、【いきなりステーキ】の店舗数の推移を2016年の4月から月別で見ていきたいと思います。


2016年
4月:87店舗  5月:91店舗  6月:96店舗  7月:99店舗  8月:100店舗  9月:100店舗 10月:103店舗 11月:109店 12月:116店舗

2017年
1月:115店舗 2月:115店舗  3月:119店舗  4月:122店舗  5月:125店舗  6月:129店舗  7月:137店舗  8月:145店舗  9月:154店舗 10月:164店舗 11月:173店舗 12月:186店舗

2018年
1月:196店舗  2月:213店舗  3月:234店舗  4月:249店舗  5月:263店舗  6月:279店舗  7月:293店舗  8月:310店舗  9月:326店舗 10月:341店舗 11月:363店舗 12月:386店舗

2019年
1月:401店舗  2月:417店舗  3月:433店舗  4月:451店舗  5月:459店舗  6月:467店舗  7月:475店舗  8月:478店舗  9月:481店舗  10月:487店舗 11月:489店舗 12月:490店舗

2020年
1月:457店舗  2月:453店舗  3月:438店舗  4月:425店舗  5月:413店舗  6月:392店舗  7月:372店舗  8月:361店舗  9月:353店舗  10月:344店舗 11月:316店舗 12月:287店舗

2021年
1月:278店舗  2月:273店舗  3月:257店舗  4月:253店舗  5月:246店舗  6月:240店  7月:238店舗  8月:237店舗  9月:235店舗  10月:235店舗 11月:230店舗 12月:226店舗

2022年
1月:223店舗  2月:221店舗  3月:219店舗 4月:219店舗  5月:215店舗 6月:215店舗 7月:215店舗  8月:210店舗 9月:207店舗  10月:207店舗 11月:207店舗  12月:206店舗

2023年
1月:204店舗 2月:204店舗 3月:203店舗 4月:198店舗 5月:195店舗 6月:195店舗 7月:193店舗 8月:189店舗 9月:189店舗 10月:188店舗

となってます。2023年11月26日に10月の店舗数追加。10月のいきなりステーキの店舗数は1店舗閉店です。因みに『いきなり!ステーキ 全店 売上(前年同月比)』は98.5%となっています。
※2022年8月12日に、一瀬邦夫社長が業績不振の責任とって辞任したと発表しましたが、後継者が息子さんであったことから今のところ成果は出ていません。

2023年度中に200店舗割れの可能性もあり得ると思っていましたが、4月にあっさりと200店舗割れとなり、その後は前月の店舗数から増えること無くいきなりステーキの店舗数は減り続けています。

更には原材料高騰もあり厳しい状態は続きそうですね。
今のいきなりステーキではフランチャイズ契約しようとする人は居ないでしょう。

現在の【いきなりステーキ】の店舗数は2019年12月末に493店舗から半分以下になっています。


2020年の1月からは【いきなりステーキ】の店舗数の推移をみても前の月よりも、店舗が増えた月はありません。

実は、2018年の4月に、「いきなり!ステーキ 全店 売上(前年同月比)」が3月に249.9パーセントだったのに対し4月は217.4パーセントと下落に転じてます。

そのときの【いきなりステーキ】の店舗数は249店舗。

その後も出店は加速させて行きましたが、「いきなり!ステーキ 全店 売上(前年同月比)」は減り続け、ついに2019年5月には95.4パーセントとマイナスに転じました。

そのときの【いきなりステーキ】の店舗数は487店舗下落に転じるときから約2倍、当たり前ながら【いきなりステーキ】は2019年12月期第3四半期には赤字を計上することになるわけです。

いかに無謀な出店だったか分かりますね。

2018年の4月以降での「いきなり!ステーキ 全店 売上(前年同月比)」推移を見ていれば、どこかで出店計画の見直しをしていたなら、今のような事態にはなっていなかったと思います。

そして度重なる値上げで、当初のお手頃価格は無くなったこと。

人気のサービスだった「肉マイレージ」の改悪などによる【いきなりステーキ】固定客離れも良くなかったですね。

では【いきなりステーキ】はこのまま衰退していくのかと言えばそうとも限りません。

客単価で言えば「前年同月比」と比べて回復傾向にあります。
もっとも前年はコロナの影響もあるので一概には言えないですが。

ライバルの「やっぱりステーキ」が出店増えてるのも気になります。

そして原材料高騰による値上げも視野に入れておかないといけないかもしれません。

やっぱり【いきなりステーキ】復活は無いのかと言えば、そこは企業努力次第でしょう。

良くも悪くも【いきなりステーキ】の知名度は抜群です。新しいサービスも力を入れてます。(写真は拡大表示出来ます)

(出典元:いきなりステーキ
これからは無理な出店は控え、地に足をつけたサービスをすれば「ステーキ業界」は人気があるので【いきなりステーキ】復活の可能性は大いにあると思います。

2022年8月12日の親子での社長交代劇は、あまりよろしくないと思います。
復活の可能性は微妙になってきましたね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました