【やっぱりステーキ】の出店の勢いが止まりませんね。
（出典元：やっぱりステーキHPより）
一時はステーキ店と言えば「いきなりステーキ」でしたね。
「いきなり！ステーキ」は２０１３年東京都中央区の銀座に１号店をオープンしたのが始まり。
「いきなり！ステーキ」は２０１５年１２月末で７７店舗、その後順調に出店していき２０１７年１２月末で１７７店、そして驚くことに２０１８年１２月末で３９７店舗とわずが１年の間に、飲食店ではあり得ない程の２２０店舗という出店ラッシュ。
２０１９年末４９３店舗まで店舗展開しましたが、急激な出店で同じ商業圏に出店したりと飽和状態で、売上が落ち込み赤字転落となり、その後閉店ラッシュで２０２２年３月では２１９店舗と約２年半で半分以下になってしまいました。
一方の【やっぱりステーキ】ですが、２０１５年２月に【やっぱりステーキ】の１号店を沖縄にわずか３坪で出店したのがはじまりです。
その後沖縄では繁盛店になり、沖縄で地道に店舗展開していきました。
その後、仙台に県外初出店し【やっぱりステーキ】全国５１店舗目にコロナ化の中で２０２０年６月に吉祥寺に東京初出店。
メディアでも取り上げられ「吉祥寺」の店の成功で、【やっぱりステーキ】は全国的な知名度となり出店攻勢を重ね２０２２年２月には８０店舗を超え今も３月、４月に４店舗。５月にも出店予定とホームページに掲載されており、【やっぱりステーキ】の出店の勢いは衰えていません。
【やっぱりステーキ】はテイクアウトもいち早く取り入れていたのも成功の一つですね。
そもそも、まず【やっぱりステーキ】と同じく他の低価格ステーキ業界の状況を見てみましょう。
◆株式会社松屋フーズが出がけるステーキ専門店「ステーキ屋松」ですが、２０１９年の３月に１号店を出店し２０２２年４月時点でわずか４店舗のみです。
◆焼肉坂井ホールディングスの「ステーキハンバーグ＆サラダバー けん」は、最盛期の２０１２年には２００店を超えていましたが、２０２２年４月時点で何と９店舗まで減少。
◆コロワイドグループのアトム株式会社「ステーキ宮」は２０１９年３月末には１４４店ありましたが、２０２２年４月時点で１２３店にまで減少しています。
◆「すき家」で有名なゼンショーホールディングスの「ビッグボーイ」ですが公式ホームページでは２０２１年３月時点で２２６店舗と記載がありますが２０２１年３月だけで５店閉店しておりその後分かってるだけで１８店舗閉店しています。
◆すかいらーくホールディングスの「ステーキガスト」は２０００年８月には１３５店だったのが２０２２年３月時点で１１４店まで減少。
◆そして「ステーキ店」として外すことの出来ない株式会社ペッパーフードサービスの「いきなり！ステーキ」は先程書いた通りです。
※「ステーキハンバーグ＆サラダバー けん」ですが元々は株式会社エムグラント・フードサービスが２００６年に事業展開したのですが「いきなり！ステーキ」のステーキハウス業態拡大による競争に勝てず、事業縮小業績悪化で焼肉坂井ホールディングスに事業売却後倒産してます。
それに対し、大手飲食チェーンが「ステーキ業」に苦戦し閉店しているのに【やっぱりステーキ】は順調に出店しています。
先程紹介した「ステーキ店」の親会社はいずれも東京証券取引所に上場している会社です。
それに比べ【やっぱりステーキ】は株式会社ディーズプランニングで資本金１,０００万の小規模な会社です。
大企業に対し【やっぱりステーキ】は「ステーキ業界」では一人勝ち状態ですね。
代表取締役の義元大蔵氏は今年中に１００店舗と言ってますが、この勢いなら簡単でしょうね。
ただし、出店数は多くても１５０店舗くらいまでと考えているようです。
それほど、出店には拘っていないようですね。
ただし、出店する物件は直営・FC問わず、全て代表取締役の義元大蔵氏自ら現地に足を運び、可否を判断するとのこと。
人の流れ・競合・雰囲気などを見て売上を予測し、家賃比率が売上の5％に収まることを目安の1つにしているそうです。
FC先を決めるときも必ず面談し、信頼できるパートナーだと確信できなければ、組むことは無いようです。
知名度と話題性を生かして、同じ商業県内に出店した「いきなりステーキ」とは考え方が違いますね。
出店攻勢はするけど、事前調査をしっかりした上で大丈夫と確信しての出店なのが大きいですね。
勿論、【やっぱりステーキ】は味が伴ってなければこれほどの成功は無かったでしょう。
【やっぱりステーキ】成功の一つは１００種類を超える豊富なメニューもそうですが中でも一番人気なのが「ミスジステーキ」だとか。
（出典元：やっぱりステーキHPより）
しかもサラダ・スープ・ご飯、食べ放題で税込み1,000円！（200ｇ）
更には、【やっぱりステーキ】は無制限食べ飲み放題 3,500円を行っていて、他店ではやってないサービスですね。
【やっぱりステーキ】のメニューはホームページでも確認できます。
同じく【やっぱりステーキ】の店舗もホームページ内に掲載されています。
最初はここで掲載しようと思ったのですが、毎月２店舗ペースで出店してるので更新が大変なので辞めました。
そして代表取締役の義元大蔵氏は【やっぱりステーキ】だけでなく次の展望も考えているようです。
ステーキ店と唐揚げ店を併設したり焼き肉、ポテト業態も構想中だとか。
その構想段階の一つ姉妹店として【やっぱりステーキ】の唐揚げ店も始めました。
まだ47歳なので、まだまだこれからですね。
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