近年のサウナブームと共に人気を集めているのが【塩サウナ】です。
(出典元:湯乃泉相模健康センター)
まずは、【塩サウナ】の効果の説明は良いから、とにかく近くに【塩サウナ】のある施設をお探しでしたらやはり「サウナブーム」で紹介したサイト「サウナイキタイ」がおすすめです。
こちらでは【塩サウナ】施設一覧で443件(2022年5月時点)とかなりの【塩サウナ】施設が掲載されていますので、きっと近くの【塩サウナ】施設が見つかると思います。
【塩サウナ】の効果に疑問を持つ人も居ると思います。
最大の特徴として【塩サウナ】で美肌効果があるということでしょうか。
よく【塩サウナ】 ワキガとか【塩サウナ】 体臭とかで検索している方も多いですね。
他にも【塩サウナ】 入り方や【塩サウナ】 頭皮なども多いですね。
その前に、多くのサイトで紹介されている、大量の汗をかくことで「デトックス効果」が得られると書いてあるところが多いですが「大量の汗をかくことでデトックス効果が得られるのはうそ」と言うことが分かっています。
有名なサイトでも「デトックス効果」が得られると書いてますね。(敢えて晒すことはしませんが検索すれば出てきます)
ちなみに「デトックス」とは、おおまかに説明すると、体内に溜まった有害な毒物を老廃物を排出させて、心や体を健康な状態に導くことと言われています。
そして、「汗をかいてデトックス」はウソだった理由は
人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではない。その役目を負うのは、腎臓と肝臓である。もちろん、都市伝説の中にも一粒の真実はあるものだ。この場合も例外ではない。汗の成分の大部分は水とミネラルだが、様々な種類の有毒物質も含まれている。
ただし、学術誌「Environment International」に掲載された研究報告によれば、その量はごくわずかだという。
中略
インベルト氏と研究仲間が調べた結果、普通の人が1日45分間の激しい運動を行ったとしても、1日の発汗量はせいぜい2リットルほどだった。これには、運動していない平常時の発汗も含まれる。そして、それだけの汗をかいても汚染物質は0.1ナノグラム以下しか含まれていない。
(引用元:ナショナル ジオグラフィック日本版サイト)より一部抜粋
インベルト氏が言うには、どんなに大量の汗をかいたとしても、その日体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということだそうです。
「デトックス効果」が得られると思ってた人にはちょっと意外だったかもしれませんね。
ではなぜ【塩サウナ】に美肌効果があるのかですが、そもそも「塩」には浸透圧(塩が水分を吸収する力)・脱水作用があります。
野菜を塩もみすると、水抜き作用があるのは有名ですね。
肌に塩を塗ることで、汗が出やすい状態になります。
普通のサウナの温度は80℃~100℃と言われています。
それに対し【塩サウナ】の温度は40℃~60℃と言われています。
低温で塩を塗り汗腺から塩の成分を浸透させ、ゆっくりと肌を促進させることでターンオーバーを高める作用が期待できます。(ターンオーバーとは、肌の細胞が一定周期で生まれ変わる代謝の仕組みのことで、通常は28日簡のサイクル)
塩はミネラル分が豊富であり、そのミネラル分にはたんぱく質を柔らかくするという働きがあるため、古い角質(タンパク質)を溶かしてくれる効果が期待できます。
または塩溶(えんよう)効果とも言えます。
「塩溶」は、塩を少し加えると、たんぱく質などの溶解度が著しく増えることを指すことになるので、上記のような効果が期待できる理由になりますね。
塩サウナは一回で、20分ほどサウナ室にいられるように温度は40℃~60℃と低温にしています。
時間をかけることにより、肌に負担のかからないように出来るわけですね。
以上の理由から塩サウナ】に美肌効果があると言えます。(正確には期待できる)
そして「塩サウナ」では交感神経が多い「アポクリン腺」が刺激されるようです。
「アポクリン腺」の存在する場所は脇の下、それ以外にも耳の中や陰部などにも存在する汗腺(かんせん)です。
「アポクリン腺」が刺激されるため、その部分の代謝が行われると言われています。
その理由から【塩サウナ】にはワキガに効果があると言うわけです。
同じ理由で【塩サウナ】が 体臭にも抑制効果が期待できるわけです。
その効果を維持するためには、定期的に塩サウナに通う必要が出てきます。
【塩サウナ】が頭皮にいい理由としてそして、普通のシャンプーだと外側の頭皮しか洗えないのに対し、塩サウナは汗腺(かんせん)を刺激することで、頭皮の中から皮脂を取り除けるという理由から【塩サウナ】が頭皮をキレイにする効果があると言われています。
最後に【塩サウナ】の入り方ですが
・サウナに入る前、発汗を促すためコップ一杯の水を飲む。
・サウナ室に入ったら、頭皮から塩を体中に乗せていく。(ただし目に汗が入らないように注意)
※乗せることが重要であり決してこすりつけない事。(肌荒れやかぶれ防止)
・20分を目安にゆっくり汗が出るのを待つ(決して無理はしない)
・汗が出てきて塩が溶けたらマッサージする(リンパ周りからがオススメ)
・サウナ室から出たらゆっくり汗が引くのを待ち(水風呂もあり)シャワーで体を洗う。
以上が【塩サウナ】の入り方の基本です。
塩サウナの場合は、サウナ室で体や頭皮もキレイになっているのでシャンプーやボディソープで頭や体を洗う必要は無いようです。
ここまで塩サウナについて説明してきましたが、それぞれの効果について科学的に立証されていないので、あくまでも効果が期待できるということになります。
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